Whatnotの配信のコツ【出品者向け】。見つけてもらう仕組み、配信の頻度と配信時間、配信のテンポ、ライブメモの活用、配信後に見る5つの数字を、データと現場の経験から解説。

Whatnotの配信のコツ|見つけてもらう仕組みと、売れる配信のテンポ

監修者 Anna

監修:Anna(株式会社ヲタクエスト 代表/Whatnotストリーマー)

2021年にeBayから海外物販を開始し、越境EC歴6年目。Whatnotが日本に参入した直後、日本人第一号のセラーとして販売をスタートし、現在も自らストリーマーとして出品を継続。Whatnotのアカウントではフォロワー1万人超の実績を持つ。

何度か配信していると、同じように出しているつもりなのに、日によって人の集まり方が違うことに気づきます。その差がどこで生まれているのかは、配信画面を見ているだけでは分かりません。

この記事は、配信そのものには慣れてきて、ここからもう一段よくしたいという方に向けたものです。Whatnotが公開している「どうすれば沢山の視聴者を得られるかの仕組み」と、日本からほぼ毎日配信している私たちのやり方を、並べて解説します。

配信の始め方やオークションの設定そのものは、配信ガイドにまとめています。

ここで扱うのは、その先の話です。同じ手順で配信していても結果が変わるのはどこなのか、順に見ていきます。

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配信を見つけてもらえる仕組みを知る

コツの話に入る前に、自分のライブがWhatnotの中でどう表示されるのかを知っておくと、自分のライブ配信のどこを改善すべきかがすぐにわかります。

Whatnotのアプリを開くと、配信中のライブがずらりと並んだ画面が出てきます。このライブが並ぶ場所は、1種類ではありません。次の3つがあります。

ライブが並ぶ場所どういう場所か
あなたへのおすすめWhatnotが「この人はこれを好きそうだ」と判断して見せてくる場所。まだあなたを知らない人が来るのは、ここ
フォロー中の配信者すでにあなたをフォローしている人だけが見る場所
カテゴリ「トレーディングカード」のように、ジャンルから探している人が見る場所

この3つは、それぞれ別のルールで並び順が決まっています。そしてWhatnotは、その決め方を定期的に見直していると説明しています。

まだ自分を知らない人と出会えるのは、このうち「あなたへのおすすめ」と「カテゴリ」の2つです。「フォロー中の配信者」は、すでに知ってくれている人だけが見る場所だからです。

ここで、ひとつ大事な点があります。「あなたへのおすすめ」に出てくるのは、いままさに配信しているライブだけです。「何日の何時から配信します」という予告は、ここには出てきません。つまり、新しい人と出会えるのは、実際に配信している時間の中だけということになります。

では、Whatnotは何を見て「この人にこのライブを見せよう」と決めているのか。まず、いちばん重視されているのは、そのライブがどれだけ長く見られたかと、どれだけ注文が入ったかの2つです。この2つは、このあとの章にも繰り返し出てきます。

そのほかに公開されているものを整理すると、次のようになります。

Whatnotが見ているところ中身
その出品者がどんな人か主にどのジャンルを扱っているか、1回の注文がだいたいいくらか、ここ数週間と今のライブでどれだけやり取りがあったか
見る人とその出品者の関係その人がこれまでにその出品者のライブを見た、コメントした、買った、入札した、という記録
見る人が何を好きか本人が選んで登録したジャンルと、これまでの行動から推測されるジャンルの両方。たとえば「スポーツ」をフォローしていれば、「バスケットボールカード」も好きだろうと見なされる
買った人が満足しているかライブの中身、商品説明の正確さ、発送までの速さ、注文をきちんと届けているか、返金やキャンセルの多さ

とくに見てほしいのは、いちばん下の行です。配信中にどう振る舞うかだけでなく、配信が終わったあとの発送や、買ってくれた人への対応までが見られています。ライブが上手いだけでは足りない、ということです。

あわせて、Whatnotのルール(コミュニティガイドライン)を守っていて、トラブルの少ない出品者のライブが優先して表示される、とも書かれています。

そのうえでWhatnotは、出品者へのアドバイスを3つ挙げています。

  • 買ってくれた人に満足してもらうこと(何度もライブをする、早く発送する、商品を正確に説明する、質問に答える、明るい雰囲気を保つ)
  • ルールと、自分のアカウントの状態を定期的に確認すること
  • ライブと商品を、正しいジャンルに設定すること

ここまでの内容は、Whatnot公式ヘルプの「Whatnotでの発見可能性について」にもとづいています。

1番はライブの頻度を上げること!

いま見たアドバイスの1つ目に、「何度もライブをする」が入っていました。これには理由が2つあります。

ひとつは、さきほどの話のとおりです。「あなたへのおすすめ」に出てくるのは、配信中のライブだけでした。新しい人と出会える扉が開いているのは、配信している時間だけです。配信していない日は、その扉が閉まっています。

もうひとつは、Whatnotが見ているところの中に「ここ数週間と今のライブでのやり取りの回数」が入っている点です。見られているのは今日のライブだけではありません。ここ数週間で何回配信して、どれだけコメントや入札があったか。その積み重ねが、今日の表示されやすさに関わってきます。

私たちがほぼ毎日配信しているのも、結局はここに行き着きます。1本を完璧に仕上げることより、配信が途切れていない状態を保つほうが、見てもらえる回数は増えていきます。毎回100点である必要はありません。次の配信があることのほうが効いてきます。

何時に配信するか

日本から配信していると、必ず出てくるのが時間帯の問題です。買ってくれる人の多くはアメリカにいるので、向こうが起きている時間と、日本で配信できる時間を、どう重ねるかという話です。

アメリカは国土が広く、東海岸と西海岸で3時間の差があります。さらに3月から11月までは、時計を1時間進める「夏時間」という期間があります。この記事を書いている2026年8月は、その夏時間の最中です(2026年は3月8日から11月1日まで)。

日本時間との関係は、次のようになります。

日本時間アメリカ東海岸アメリカ西海岸
9:00前日 20:00前日 17:00
10:00前日 21:00前日 18:00
11:00前日 22:00前日 19:00
12:00前日 23:00前日 20:00
14:00当日 1:00前日 22:00

11月に夏時間が終わると、この表がそれぞれ1時間ずれます。日本時間9:00が東海岸19:00・西海岸16:00、日本時間12:00が東海岸22:00・西海岸19:00になります。

この表で注目したいのは、日本時間の午前9時から12時です。この時間帯は、東海岸の夜20時〜23時と、西海岸の夕方17時〜20時に同時に当たります。アメリカの東でも西でも人が起きて動いている時間を、日本の午前中に取れる、ということです。

一方で、私たちが普段配信しているのは日本時間14時が多く、ほかの時間に出すこともあります。14時は西海岸の22時にあたり、西海岸のコレクターがゆっくり画面を見ている時間と重なります。東海岸は深夜1時になるので、同じ内容の配信でも集まる顔ぶれは変わってきます。

監修者からひとこと

14時を選んでいるいちばんの理由は、お客さんの層ではなく「続けやすい時間だから」です。前の章で見たとおり、Whatnotで効いてくるのは頻度です。理屈のうえで最適な時間があっても、そこに毎回入れられないなら意味がありません。自分の生活とチームの体制で、無理なく続けられる枠を先に決めるほうが、結果的に強くなります。

どちらが正解という話ではありません。誰に向けて配信したいかと、自分が続けられるかの、両方で決まります。西海岸の常連さんが育っているなら日本の午後は理にかなっていますし、もっと広く新しい人に当てたい日は、午前中に1本置いてみる価値があります。

「あなたへのおすすめ」に出てくるのは配信中のライブだけですから、配信する時間を変えることは、そのまま出会う相手を変えることになります。時間帯も、試せるポイントのひとつだと考えてください。

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配信のテンポを上げる

ここからは、Whatnotの仕組みと、私たちが実際にやっていることが、いちばん強く結びついているところです。

監修者からひとこと

うまい海外のセラーの配信を見ていると、テンポとスピードが恐ろしく速いです。ひとつの商品をじっくり紹介するのではなく、オークションが次から次へと進んでいきます。

Whatnotは、このテンポが効くつくりになっています。1つの商品に時間をかける配信より、さくさく進んでいく配信のほうが、見ている人は続けて見てくれます。

テンポを作るためにいちばん効くのは、スタートの値段を低いところに置くことです。

スタートの値段を低くすると、最初の入札が入りやすくなります。1人が入れれば、それを見た別の人が入れて、そこから値段が競り上がっていきます。逆に高い値段から始めると、最初の1人が出るまでのあいだ、画面が動かないままになります。

これは感覚の話に見えて、さきほどの「Whatnotが見ているところ」とつながっています。いちばん重視されているのは、どれだけ長く見てもらえたかと、どれだけ注文が入ったかの2つでした。入札が動いている画面は、見ている人にとって次が気になる画面です。逆に値段がまったく動かない時間は、見るのをやめるきっかけになりやすい時間です。

ここから先は公式に書かれていないので私の見立てですが、表示されやすさを決める材料のひとつに、入札の数も入っているのではないかと考えています。もしそうなら、テンポを上げることは二重に効いてくることになります。

そもそも、入札が入りやすいスタートの値段をどう決めるかは、配信ガイドで解説しています。

ただし、どんな商品でも速ければいいわけではありません。

たとえばヴィンテージカードのように、1枚の値段が高く、買う人が状態をしっかり確かめてから決めたい商品があります。こういうものを次々に流してしまうと、見ている人が判断する時間を取れません。1点ずつ、じっくり見せていくほうが合っています。

つまり、合うテンポは扱う商品で変わります。数を回して積み上げていく商品と、1点に時間をかける商品とでは、配信の組み立て方そのものが違います。両方を扱うなら、ライブ自体を分けるか、同じライブの中でどこから切り替えるかを決めておくと、進行がぶれません。

そしてテンポを保つには、ライブ中に手が止まらない準備が要ります。商品を1点ずつ登録しておくだけでなく、中身を決めていない出品枠をあらかじめ用意しておくと、流れを切らずに次へ進めます。

ライブメモに、毎回説明していることを置いておく

ライブメモは、配信中に見ている人へ文字で情報を伝えられる機能です。画面に付箋を貼っておくイメージが近いです。アプリからもブラウザからも書けて、配信が始まる前に用意しておけます。

見ている人の画面には、小さくたたまれた付箋として出てきます。タップすると中身が読めます。iPhoneでは長押しすると、その文章をコピーできます。内容を書き換えると印が付くので、変わったことにも気づいてもらえます。

Whatnotが使い道として挙げているのは、販売のルール(開封して見せるかどうかなど)、プレゼント企画の案内、目玉商品の説明、自己紹介です。毎回の配信で口に出して繰り返している説明があるなら、そこに書いておくと進行が軽くなります。前の章で書いたテンポの話に、そのままつながります。

ライブメモの中身にもWhatnotのルールが適用され、定期的に確認されています。詳しくは公式ヘルプの「ライブメモ」をご確認ください。

配信が終わったあとに見る5つの数字

いちばん差がつくのは、実は配信が終わったあとです。見る数字を決めておくと、次の配信で何を変えればいいかが自動的に決まります。

監修者からひとこと

配信のあとに必ず見ている数字は5つです。売上高、粗利、1時間あたりの売上高、フォロワーの増減、リピーター比率。この5つだけを配信ごとに並べていて、それ以外は見ていません。

見る数字何が分かるか
売上高その配信の規模。商品の出し方や配信時間を変えたとき、いちばん大きく動く
粗利(売上から仕入れ値を引いた金額)売上の中身。安く仕入れた商品が多い日は、売上高とは違う動きをする
1時間あたりの売上高配信の濃さ。テンポや進行を変えた効果が、ここに出やすい
フォロワーの増減次の配信の土台。増えていれば、「フォロー中の配信者」から来てくれる人が増えていく
リピーター比率買ってくれた人のうち、前にも買ってくれたことがある人の割合。裏返すと、毎回どれくらい新しいお客さんが買ってくれているかが分かる

5つに絞っているのは、毎回続けられる量だからです。売上高だけを追いかけると、長く配信した日ほど良い日に見えてしまいます。そこに1時間あたりの売上高を並べると、「長さ」ではなく「濃さ」で配信を比べられるようになります。

粗利を横に置くと、売上が伸びた日が本当に良い日だったのかが分かります。そしてフォロワーの増減は、その日の売上には出てこない積み上がりです。「あなたへのおすすめ」で新しい人と出会うのとは別に、「フォロー中の配信者」という入口を太くしていく数字だと考えています。

そしてリピーター比率は、買ってくれた人のうち、前にも買ってくれたことがある人がどれくらいを占めるかです。この数字を見ると、その裏側で「毎回どれくらい新しいお客さんが買ってくれているか」が分かります。

常連さんが増えるのは良いことですが、そこだけで売上が立っている状態は、新しい人が入ってきていないということでもあります。ここまでの章で見てきた「まだ自分を知らない人と出会う」話がうまくいっているかどうかは、この数字に出てきます。

この5つを配信ごとに記録していくと、時間帯を変えた日、出す商品を変えた日、テンポを変えた日の違いが、数字として並んで見えてきます。ここまで挙げてきたコツも、最後は自分の配信の数字で確かめるのがいちばん確実です。

よくある質問

配信の頻度はどれくらいが目安ですか?

「何本やればいい」という決まりは、公式にはありません。ただ、Whatnotが出品者へのアドバイスの中で「何度もライブをする」を挙げていること、見ているところの中に「ここ数週間と今のライブでのやり取りの回数」が入っていることから、自分が続けられる間隔で本数を重ねていくのが基本になります。参考までに、監修者の会社はほぼ毎日配信しています。

配信の予告を出しておけば、おすすめの画面に表示されますか?

「あなたへのおすすめ」に出てくるのは、いま配信中のライブだけです。予告は含まれません。予告は、フォローしてくれている人やブックマークしてくれた人に、開始を知らせる役割が中心になります。まだ自分を知らない人に届くのは、実際に配信している時間です。

まとめ

  • 「あなたへのおすすめ」に出てくるのは配信中のライブだけ。予告は出てこない
  • Whatnotがいちばん重視しているのは、どれだけ長く見てもらえたかと、どれだけ注文が入ったか
  • 頻度が効く理由は2つ。新しい人と出会える扉は配信中しか開かない。ここ数週間のやり取りの回数も見られている
  • 日本時間の午前9時〜12時は、アメリカの東と西の両方で人が動いている時間。ただし続けられる時間を選ぶのが先
  • スタートの値段は低く置くとテンポが出る。ただしヴィンテージカードなど、1点をじっくり見せたほうが合う商品もある
  • ライブメモに毎回の説明を置いておくと、進行が軽くなる
  • 配信後に見るのは、売上高・粗利・1時間あたりの売上高・フォロワーの増減・リピーター比率の5つ

配信そのものに慣れてきたら、次の目標は、見てもらえる状態を作ることになります。今日の配信で変えることを1つだけ決めるとしたら、配信の時間帯、配信のテンポ、配信後に見る数字のどれかです。1つ選んで、次の配信で試してみてください。

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※本記事の内容は執筆時点(2026年8月26日)のものです。機能の名称や提供範囲、時差(夏時間・冬時間)などは変更される場合があります。最新の情報はWhatnot公式ヘルプセンターをご確認ください。


この記事の監修者

Anna(株式会社ヲタクエスト 代表/Whatnotストリーマー)

2021年にeBayから海外物販を開始し、越境EC歴6年目。Whatnotが日本に参入した直後、日本人第一号のセラーとして販売をスタートし、現在も自らストリーマーとして出品を継続。Whatnotのアカウントではフォロワー1万人超の実績を持つ。本記事の時間帯の選び方、配信のテンポ、配信後に見ている数字は、監修者自身の配信運用にもとづいています。