GameStopの売上の45%がコレクティブルに|eBay株を49億ドル分保有
GameStopが9月8日、2026年度第2四半期の決算を発表しました。コレクティブル部門の売上が前年比57%増となり、売上構成比で45.1%に達しています。米国の実店舗チャネルがトレーディングカードに寄っていることが、数字ではっきり出ました。
コレクティブルが売上の45.1%を占めた
2026年8月1日締めの13週間の実績です。
- 純売上 7億9,020万ドル(前年同期 9億7,220万ドル)
- コレクティブル売上 3億5,630万ドル(前年同期比57%増)
- 売上構成比 45.1%
- 営業利益 1億6,020万ドル(第2四半期として同社の過去最高)
- 純利益 2億9,870万ドル(前年同期 1億6,860万ドル)
- 調整後EBITDA 1億7,400万ドル(前年同期 7,570万ドル)
売上は減り、利益は倍以上になった
全体の売上が前年から18%あまり減る一方で、営業利益は6,640万ドルから1億6,020万ドルへ、調整後EBITDAは7,570万ドルから1億7,400万ドルへ増えています。
店舗を減らし、粗利の低い商材を減らし、そのぶんをコレクティブルに置き換えた結果です。売る量ではなく、何を売るかを入れ替えて利益を作っています。通期の調整後EBITDAの見通しも6億ドル超から6億5,000万ドル超へ引き上げられました。
ビデオゲームを上回った
26週間で見た売上構成はこうなっています。
- コレクティブル 43.4%
- ビデオゲーム 33.8%
- 中古・整備品 22.8%
ゲーム専門店として知られてきた会社で、コレクティブルがビデオゲームを10ポイント近く上回っています。
eBay株を約49億ドル分保有している
同じ開示のなかに、GameStopがeBayの普通株を約4,340万株、時価にして約49億ドル分保有しているという記述があります。
米国のトレーディングカードの流通で、実店舗の側とマーケットプレイスの側が資本でつながりつつあるということです。
日本のセラーに何が効くか
ひとつは、米国の店頭でトレカが実際に売れていることの裏づけです。四半期で3億5,630万ドル、前年比57%増という数字は、需要側が当面堅いことを示しています。
もうひとつは、米国内での仕入れ競合が強まっていることです。大手小売が本気で在庫を押さえに来ると、米国内で仕入れて売る事業者は玉を確保しにくくなります。日本から出す側にとっては、相対的に有利な方向です。
eBay株の保有については、いま何かが変わるという話ではありません。ただ、日本のセラーの多くが使っている場所の株主構成に大きな動きがあることは、頭に入れておく価値があります。
扱う商材の選び方はWhatnotでは何が売れる?で扱っています。海外への発送まわりはWhatnotの配送ガイドにまとめています。
いま何をしておくか
米国の店頭価格を見ておく。小売が強気で仕入れているなら、店頭の実売価格が上がります。日本から出すときの上限の目安になります。
鑑定前提の在庫を洗い出す。GameStopは開示のなかで、顧客のカードを第三者の鑑定サービスへ取り次ぐ手数料も収益源として挙げています。米国内で鑑定に出す動きが広がっているということです。
一次情報で確かめる。決算の数字は同社のIRページに原文があります。要約だけで判断せず、必要な数字は原文を見てください。
完全無料・審査制
Whatnotへの参入をお考えの方へ
これからWhatnotで販売を始めたいという方に向けて、私たちはWhatnotへの参入支援を行っています。これまでに15社以上の参入をサポートしてきた実績があります。
ただし、すべての方をご案内できるわけではありません。これまでの事業実績や販売実績に応じて、ご支援できるかどうかは変わります。あらかじめご了承ください。
Whatnot参入支援のお問い合わせはこちら
Whatnotへの参入を検討している方はこちらから。事業実績・販売実績に応じてご支援できるかが変わります。
参入支援プログラムの詳細を見る(無料・審査制)参照元
GameStop Corp.「GameStop Discloses Second Quarter 2026 Results」2026年9月8日
https://investor.gamestop.com/news-releases/news-details/2026/GameStop-Discloses-Second-Quarter-2026-Results/default.aspx
※本記事は2026年9月14日時点の公開情報にもとづいています。
