30th Celebration英語版の封入率。日本でいうSARにあたる枠は21パックに1枚で、従来の80パックに1枚から緩んだ。

30th Celebration英語版の封入率|SAR相当は21パックに1枚、従来は80パックに1枚だった

TCGplayerが9月24日、「30th Celebration」英語版の封入率を公開しました。同社の鑑定部門が3,000パック超を開けて数えた自社調査です。ポケモン公式は封入率を出していないので、いま手に入る唯一の数字になります。

以下は英語版の数字です。レアリティの呼び方が日本と違うので、先に対応を並べておきます。

  • SAR(スペシャルアートレア) = 英語版の Special Illustration Rare
  • AR(アートレア) = 英語版の Illustration Rare
  • FUR(フューチャリスティックレア) = 英語版も Futuristic Rare で、ここだけ略称が共通

以降は日本の呼び方で書きます。

3,000パック超を開けて数えた

30th Celebrationは2026年9月16日発売です。ポケモン公式の告知によると、これがポケモンカードで初めての全世界同時発売になります。

TCGplayerは発売に備えて3,000パック超を開封し、レアリティごとの出現率を95%信頼区間つきで出しました。英語版は1パック5枚だとしています。日本版のMEGA拡張パック「30th CELEBRATION」は、ポケモン公式の商品情報ではキラカード6枚入りです。パックの中身の表記からして違うので、ここから先の数字を日本版に当てはめることはできません。

レアリティ別の封入率

  • RR(Double Rare) 21.02%(5パックに1枚)
  • AR相当(Illustration Rare) 19.72%(5パックに1枚)
  • Classic Collection 10.15%(10パックに1枚)
  • SAR相当(Special Illustration Rare) 4.88%(21パックに1枚)
  • FUR(Futuristic Rare) 0.83%(120パックに1枚)
  • RGB Rare 算出できず

比較の基準になっているのはMega Evolutionシリーズの多くの弾で、そちらはAR相当が9パックに1枚、SAR相当が80パックに1枚です。今回はそれぞれ5パックに1枚、21パックに1枚まで緩んでいます。

TCGplayerは「30th Celebrationはおよそ3パックに1回ヒットが出る。他のMega Evolutionシリーズは5パックに1回」と書いています。この計算に、全パックの最終枠へ確定で入るピカチュウのレアは含みません。

狙った1枚を引く確率

同じレアリティの中でカードが均等に入っていると仮定した場合の、特定の1枚を引く確率も出ています。

  • RRの特定カード 2.10%(48パックに1枚)
  • AR相当の特定カード 1.10%(91パックに1枚)
  • SAR相当の特定カード 0.49%(205パックに1枚)
  • FURの特定カード 0.42%(240パックに1枚)
  • Classic Collectionの特定カード 0.34%(295パックに1枚)

Classic Collectionのリザードンについては、原文が「どのパックからでも引ける確率は1%に満たない(0.34%)」と書いています。これは30種が均等に入っているという仮定の上の数字です。

希少性は上位に寄っている

RGB Rareは3,000パック超のサンプルで1枚も出ませんでした。TCGplayerは「このレアリティの封入率は低すぎて算出できない」としています。

全種そろえるのに必要な平均パック数も出ています。RRが148パック、AR相当が318パック、SAR相当が598パック、Classic Collectionが1,175パックです。

日本のセラーに何が効くか

中位の単価が下がりやすくなります。AR相当とRRが5パックに1枚、SAR相当が21パックに1枚という水準だと、米国市場にシングルが潤沢に出ます。この帯で利幅を取る前提の在庫は、値付けを見直す時期が早く来ます。

逆に、輸出コストと鑑定コストを払う価値があるのは上位だけ、という選別がしやすくなりました。Classic Collectionの特定カードが295パックに1枚、RGB Rareは3,000パックで0枚です。

もうひとつ、米国のバイヤーもこの数字を見ています。TCGplayerは米国最大手なので、この封入率は買い手側の共通認識になります。「レアだから高い」という説明は通らなくなり、値付けの根拠を封入率で持っておく必要が出てきます。

あらためて書いておきます。これは英語版の封入率です。パックの枚数の表記からして日本版と違うので、日本版の在庫を海外へ売るときの根拠にそのまま使うことはできません。日本の読者が使えるのは「英語版の供給がこうなっている」という事実のほうです。

どのカテゴリに買い手が集まっているかはWhatnotでは何が売れる?で扱っています。オークションの開始価格の決め方はWhatnotの価格設定にまとめています。

いま何をしておくか

中位の在庫を先に動かす。AR相当とRRは供給が厚くなります。出すなら早いほうが条件がよくなります。

上位に絞って鑑定を検討する。295パックに1枚の帯であれば、鑑定料と送料を乗せても成り立つ余地があります。全レアリティを横並びで扱わないことです。

値付けの説明を用意しておく。買い手が封入率を見て交渉してくる前提で、なぜその価格なのかを言える状態にしておきます。

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参照元

TCGplayer「Pokémon TCG: 30th Celebration Pull Rates」2026年9月24日(Peter Day)
https://www.tcgplayer.com/content/article/Pokemon-TCG-30th-Celebration-Pull-Rates/

The Pokémon Company International「Get Ready for Pokémon TCG: 30th Celebration」
https://www.pokemon.com/us/pokemon-news/get-ready-for-pokemon-tcg-30th-celebration

※本記事は2026年9月25日時点の公開情報にもとづいています。