ポケカを海外で売る。eBayは自分で値段をつけ、Whatnotは買い手が競り上げる。日本から売るなら英語版が存在しない日本限定カードが強い。

ポケカを海外で売るには?|eBayとWhatnot、二つの売り方を比較

監修者 Anna

監修:Anna(株式会社ヲタクエスト 代表/Whatnotストリーマー)

2021年にeBayから海外物販を開始し、越境EC歴6年目。Whatnotが日本に参入した直後、日本人第一号のセラーとして販売をスタートし、現在も自らストリーマーとして出品を継続。Whatnotのアカウントではフォロワー1万人超の実績を持つ。

手元のポケモンカードを海外に売ってみたい。そう考えたとき、まず名前が挙がるのがeBayだと思います。

ただ、いまはもう一つ選択肢があります。ライブ配信で売るWhatnotです。

この2つは、同じ「海外に売る」でも中身がかなり違います。とくに値段の決まり方が根本から違うので、扱うカードによって向き不向きが出ます。

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ポケカを海外で売る場所は、大きく2つ

eBayは、世界最大級のネットオークションです。日本からポケカを売る方法として定着していて、情報も出そろっています。

Whatnotは、アメリカ発のライブコマースアプリです。配信しながらその場でオークションにかけて売っていく形で、日本からの出品は2026年に始まりました。

両方をやってきた立場から言うと、違いは大きく3つです。値段の決まり方、送料と関税の扱い、そして売れるまでの速さです。

値段を決めるのが誰か、が違う

eBayは、基本的に自分で値段をつけます。相場を調べて、そこに合わせて出す。売れるかどうかは、その価格が妥当かで決まります。

Whatnotはライブオークションなので、開始価格だけ決めて、あとは買い手が競り上げます。落札額を決めるのは自分ではありません。

送料と関税の手間が違う

越境ECでいちばん面倒なのが、送料と関税です。

eBayでは、送料をいくらに設定するか、関税を送り主と受け取り主のどちらが持つか、そのつど決めます。設定を間違えると利益が飛ぶこともあります。

Whatnotでは、送料は購入者が支払います。関税もWhatnotが先に払って通関するので、出品者側で判断する場面がありません。配送ラベルは前払いの状態で用意されるので、印刷して貼るだけです。

手を動かすのは、梱包して渡すところだけになります。

発送の流れは配送ガイドに、送料の仕組みは送料の記事にまとめています。

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比較表と、どちらを選ぶか

eBayWhatnot
値段自分でつける買い手が競り上げる
売れるまで出品して待つ配信中にその場で決まる
送料自分で設定する購入者が支払う
関税どちらが持つか決めるWhatnotが先に払う
見られ方検索から見つかるライブを見ている人に届く

eBayが向いているもの

  • 相場がはっきりしていて、その値段で確実に売りたいカード
  • 1点ずつ丁寧に説明したい高額なカード
  • 自分のペースで少しずつ出したい場合

Whatnotが向いているもの

  • まとまった数を一気にさばきたいとき
  • 競り合いで値段が伸びる可能性のあるカード
  • 相場が動いていて、値付けに迷うカード

どちらか一方に決める必要はありません。両方を使い分けているセラーもいます。

どちらで売るにせよ、日本限定カードが強い

売る場所より先に、何を売るかで結果が変わります。

海外の相場は、英語版のほうが高い

ポケモンカードが最初に発売されたのは日本で、1996年10月です。英語版が北米で出たのは、その3年後の1999年1月でした。

それでも海外で相場が高いのは英語版のほうです。理由は発売の順番ではなく、海外のコレクターが最初に集め始めた対象が英語版だったことにあります。

決定打になったのが2020年です。英語版の初期セットを開封する動画が数百万人に見られ、そこから投機的な高騰が起きました。初版のリザードンが象徴的な存在になり、2021年半ばに相場のピークを迎えます。

この流れが英語版から始まったので、いまも海外のコレクターの目線は英語版に向いています。

だからこそ、英語版が存在しないカードが効く

ただし、英語版は海外のセラーも同じものを持っています。同じ土俵に立つと、価格の勝負になります。

日本限定で配られたカードには、英語版がありません。海外のセラーは仕入れる手段がないので、そもそも競合になりません。ここが日本にいることの強みになります。

たとえばポケモンセンターの店舗リニューアルを記念したスペシャルBOXには、その土地をイメージしたプロモカードが入っています。トウホク、ヒロシマ、フクオカのピカチュウがそうで、いずれもポケモンセンターオンラインの抽選販売でした。

日本国内の抽選でしか手に入らなかったカードは、探している海外のコレクターにとって手の届きにくいものです。

鑑定に出していなくても売れます

PSAなどのグレーディングに出していないカードでも売れます。手元にあるものから始められるので、最初の一歩は軽くて済みます。

買い手は多く、競合も多い

ポケモンカードは、海外でも買い手がとても多いジャンルです。ただ、売る側も同じくらい多くいます。

海外のセラーの中には、仕入れ先として日本のセラーから買っている人もいます。そういう買い方をする相手は、当然ながら安く買おうとします。

そのため、配信にファンがつくまでは競り合いで負ける場面もあります。このカードをこの人から買いたい、という理由がまだ生まれていない段階だからです。

変わるのは、フォロワーがついてから

フォローしてくれている人には、配信の開始が通知されます。フォロワーが増えるほど、始まった直後に見ている人の数が増えます。

見ている人が増えれば、同じカードを欲しい人が2人以上そろう確率が上がります。競り合いが起きる状態は、ここで作られます。

この積み上がりは、その日の売上には出てきません。効いてくるのは次の配信からです。最初の数本で判断せずに、続けた先で見るほうが実態に合っています。

よくある質問

英語が話せなくても売れますか?

売れます。配信の言葉や翻訳まわりについては、日本語対応の記事にまとめています。

鑑定に出したほうが高く売れますか?

海外では状態が明確なカードが好まれる傾向があります。ただ未鑑定でも売れるので、まず手元のカードで試してから考えるので十分です。

eBayとWhatnot、両方やってもいいですか?

構いません。相場がはっきりしているカードはeBay、まとめてさばきたいものはWhatnot、という分け方もできます。

まとめ

  • eBayは自分で値段をつける。Whatnotは買い手が競り上げる
  • Whatnotでは送料は購入者が払い、関税もWhatnotが先に払う
  • 入札は1人では上がらない。見ている人の数が落札額に効く
  • 海外の相場は英語版のほうが高い。集め始めた対象が英語版だったため
  • 日本から売るなら、英語版が存在しない日本限定カードが強い
  • 未鑑定でも売れる
  • 買い手は多いが競合も多い。フォロワーがつくと競り合いが起きやすくなる

手元のポケカがそのまま海外で売れるかどうかは、出してみるまで分かりません。まずは1本、配信を見てみるところからでも十分です。

Whatnotがトレカの販売に向いている理由は、トレカせどりの記事にまとめています。

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※本記事の内容は執筆時点(2026年9月1日)のものです。相場や各サービスの仕様は変更される場合があります。


この記事の監修者

Anna(株式会社ヲタクエスト 代表/Whatnotストリーマー)

2021年にeBayから海外物販を開始し、越境EC歴6年目。Whatnotが日本に参入した直後、日本人第一号のセラーとして販売をスタートし、現在も自らストリーマーとして出品を継続。Whatnotのアカウントではフォロワー1万人超の実績を持つ。本記事のカードの傾向に関する記述は、監修者自身の販売経験にもとづいています。